会長挨拶

このたび,第28回日本看護医療学会学術集会を 2026年10月3日(土)に愛知医科大学にて開催する運びとなりました。このような貴重な機会をいただけましたことに,本学会役員の皆様をはじめ,会員の皆様,関係者の皆様に心より感謝申し上げます。愛知医科大学での開催は,2001年に本学看護学部初代学部長である髙橋照子名誉教授のもとで行われた第3回学術集会以来となります。

本学術集会のテーマは,「看護学を基盤とした高度実践看護の展望」といたしました。

今日,少子高齢社会,医療の高度化を背景とした看護職の役割拡大が進んでいる中,専門看護師やNP教育課程修了者である高度実践看護師は,CareとCureを融合させながら高度実践看護を実践しています。また,一方では,医療提供の側面であるタスクシフト/タスクシェアがクローズアップされています。本学術集会では,高度実践看護が看護学を基盤とした看護実践であることに立ち返り,今後の展望を参加者の皆様と共有したいと考えています。

本学術集会は,多くの方がご参加できるように現地及びWeb,オンデマンド開催を予定しております。また,看護学教育者・研究者の皆様,高度実践看護師や特定行為研修修了者,臨床で常に看護実践を提供されている看護職の方がご参加いただけるプログラムを目指しています。学術集会では,会長講演,基調講演,教育講演,シンポジウム,一般演題(口演,示説)の他,ハンズオンセミナー,共催セミナー,オンデマンドセミナー等を予定しております。また,学術集会の要は,皆様から寄せられる演題です。多くの皆様からのご登録を心よりお待ちしております。

ご参加の皆様にとり,有意義な学術集会となりますよう,現在,開催に向け,鋭意準備を進めております。多くの皆様のご参加を,心よりお待ちしております。

2025年9月吉日

第28回日本看護医療学会学術集会
会長 黒澤 昌洋
愛知医科大学看護学部准教授,診療看護師(NP)